とにかくはじめに「遺言書」

遺言書自体は残された人のためのこととして知られていると思いますが、自分自身のためという感覚を持っている方はそんなに多くはないと思われます。「遺言書」を正しく知ることによってこの存在価値を知って、またこれが終活のスタート地点ともいえるところです。

　遺言書で対策できるのは財産に関するところに限られます。これ自体をご存じでない方も多いかもしれませんが、たとえ知っていたとしてもご自身が高額の財産をもっていないので気にもしてないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。額が少額といえども遺言書がない状態で亡くなってしまったときには、面倒をみた量の多い少ないとか、財産を今まで何ももらってないとかでいざというときに揉めてしまうことも多くなるはずです。

　そういったときのためには、やはり元気なうちに意思を伝えるなり、遺すなり、話し合っておくことが対処法になるのではないでしょうか。そして遺言書は、きちんとした法定のルールがありそれに基づかないと意味のないものになってしまって法的拘束力がありません。その部分のお手伝いもさせていただきます。数多く遺言書を作るメリットがあります。今後にかけてなにかと手間が省けてくるはずです。